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ラベンスバーガー ブラフ

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1993年ドイツ年間ゲーム大賞に輝いたブラフが久しぶりに登場!

プレイヤー全員のダイスカップの中に隠された「特定のダイスの目の数」を予想するゲームです。前のプレイヤーが宣言した数よりも増やす「レイズ」をするか、前の宣言がハッタリ・間違っていると思えば「チャレンジ」を宣言して勝負!

勝負に負けるとダイスを失っていきます。最後まで多くのダイスを残した人の勝利です。


ドイツ・ラベンスバーガー社
プレイ人数:2~6人
年齢:12歳~
プレイ時間:15分~30分くらい

ギャンブルゲームの名作が再販!

1987年発売、1993年ドイツ年間ゲーム大賞を受賞したロングセラーです。そのゲーム名の通り、他のプレイヤーにバレないようにハッタリ(ブラフ)をしかけるダイスゲームです。

ゲームの準備

各プレイヤーはそれぞれカップ1個と黄色のダイス5個を受け取ります。そしてダイスをカップに入れてよく振り、ダイスを入れたままテーブル上にカップをうつ伏せにします。ここでカップの中で、各ダイスの出目が決まります。

ゲーム中、プレイヤーはいつでも自分のカップをひそかに開けて中のダイスの出目を確認することができます。このとき、他のプレイヤーにダイスを見られないよう注意しなければなりません。

プレイヤーの中でいちばん年齢が若いプレイヤーが、赤色のダイスを受け取ります(赤色のダイスはゲーム盤上のコマとして使います)。そのプレイヤーから手番がスタートします。

ゲームの進行

ゲームは「ラウンド」と呼ばれる手順を繰り返して進めてゆきます。

ラウンドの最初に、赤色のダイスを持つプレイヤーが最初の宣言を行わなければなりません。出目(1~5、あるいは☆)1種類と、その出目が(全プレイヤーのカップの中にある黄色のダイスで)いくつ出ているかを推測して宣言してください。「☆」の目は、どの数字としても数える特殊な出目です。

最初の宣言が「2が6個」だったとしましょう。これを記録するため、宣言したプレイヤーは赤色のダイスを「2」の目を上にしてゲーム盤の「6」のマスに配置します(1~5のいずれかの目なら四角の枠だけがあるマス、☆の目なら四角の枠中に★があるマスに配置します)。つまり赤色のダイスの目が宣言した出目、それを配置したマスの数字が宣言した個数を表すのです。

最初の宣言が終わったら、以降のプレイヤーは手番でいずれかを選んで行います。

・「レイズ」…直近の宣言が正しいと思えば、その宣言より大きい目あるいは多い個数を宣言する
・「チャレンジ」…直近の宣言が間違っている思えば、全員のカップをオープンし出目を確認する

①レイズする
レイズを行う場合、それまでの宣言よりも大きいダイスの目で同じ個数を宣言する(赤色のダイスを、現在あるマスの中でより大きい目に変更する)か、現在赤色のダイスがあるマスよりも先のマスの内容で宣言しなければなりません。

たとえば、現在の宣言が「3が6個」なら、赤色のダイスを同じマスにとどめたまま「5が6個」と宣言する、あるいは赤色のダイスを先のマス(マスの三角マークが示す方向にあるマス)に進めて「2が7個」といった宣言をすることが可能です。

②チャレンジする

チャレンジを行ったら、その時点で全プレイヤーは自分のカップを持ち上げ、中のダイスの出目を公開します。そして、宣言されていた出目が全体で何個あるかを数えてください。たとえば「2」の出目が宣言されていたなら、「2」の出目と「☆」(いずれの目にも置き換わる)の出目を数えます。

◆ 実際の出目の個数が宣言されていた個数よりも少ない場合
宣言は間違っていました。チャレンジ成功です。直近の宣言したプレイヤーは、実際の個数と宣言の個数の差だけ、自分のダイスを失います。

例)「2が6個」に対してチャレンジをし、実際の出目は「2が3個」と「☆が1個」の計4個でした。宣言は間違っていたので、宣言をしたプレイヤーは6-4=2個のダイスを失います。


◆ 実際の出目の個数が宣言されていた個数と等しい場合
宣言は正しかったので、チャレンジ失敗です。宣言者以外の全プレイヤーは、自分のダイスを1個ずつ失います。

例)「2が6個」に対してチャレンジをし、実際の出目は「2が5個」と「☆が1個」の計6個でした。宣言は正しかったので、宣言をしたプレイヤー以外の全員が1個ずつダイスを失います。

◆ 実際の出目の個数が宣言されていた個数よりも多い場合
宣言は正しかったので、チャレンジ失敗です。チャレンジを行ったプレイヤーは、実際の個数と宣言の個数の差だけ、自分のダイスを失います。

例)「2が6個」に対してチャレンジをし、実際の出目は「2が7個」と「☆が2個」の計9個でした。宣言は正しかったので、チャレンジしたプレイヤーが9-6=3個のダイスを失います。


いずれの場合も、プレイヤーが失ったダイスはゲーム盤の中央にあるチェック模様のマスに並べて配置し、全プレイヤーが残りの全ダイスの個数をすぐに把握できるようにしてください。すべてのダイスを失ったプレイヤーはゲームから脱落します。

チャレンジが終わったらひとつのラウンドが終了します。複数回ラウンドを行い、1人のプレイヤーを除いた全プレイヤーがゲームから脱落しているなら、ここでゲームは終了し、最後まで残っていたプレイヤーがゲームの勝利者となります。


【遊び方のバリエーション】
◎中~上級者向けの振り直し
…手番でレイズを行ったのち、自分のダイスを全て公開し、1個以上の任意の数のダイスを自分の前に残し(確定させ)、それ以外のダイスを振り直すことができます。
一部の出目を確定させ振り直しをすることで、他のプレイヤーの計算やハッタリをかき乱すことができるかもしれません。

◎短時間プレイ
…誰かがダイスを全て失った時点でゲームを終了し、一番多くのダイスを残しているプレイヤーの勝利とします。短時間でゲームを楽しめます。

【ヒント…平均的な出目の個数】

黄色のダイスにはどれも、「1~5」の目と「☆」の目の合計6種類の面があります。この「☆」の目は、どの数字としても数える出目ですので、「1~5」のいずれかの数字を選んだときは、1個のダイスを振った場合に1/3の確率でその目が出ることになります。

さて、3人で遊んでいるなら、自分以外のプレイヤーは10個のダイスを振っていることになります。したがって「1~5」のいずれの目も、10個の1/3、つまり、平均で約 3.3個が出ていると考えることができます。それに自分のカップの中にあるその出目の個数を加えた数が、全プレイヤーのダイスで出ているであろう平均的な個数となります。

「1~5」の目ではなく、「☆」の目を宣言することもできます。この場合、1個のダイスを振った場合に六分の一の確率で出ることになりますから、平均的に出る個数は「1~5」のいずれかの目の場合の半分となります。

しかし、正直に平均的な数を計算して宣言する必要はありません。どんな個数を宣言してもいいのです。自分のカップの中には1個も出ていない目を、さもたくさん出ているかのように高めに宣言してもいいのです。ゲームに勝つには、いつプラフを仕掛けるかが大事なのです。

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