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大洪水!(ぶくぶく)
「2番目」にならないように!ちょっと変わったバッティングゲーム
2001年ドイツ年間ゲーム大賞候補にノミネートされたバッティングゲームの名作です。面白いのが「2番目」にならないようにする、ということです。可愛いイラストからは想像つかない悩ましい心理戦が繰り広げられます。

ゲームの準備
数字が書かれた天気カードをよくまぜ、各プレイヤーに12枚ずつ配ります。カードを配られたら、まずカードに描かれた浮き輪の数を数えます。半分の浮き輪は2枚で浮き輪1つ分になります。

上の画像では浮き輪が5個と半分あります。浮き輪半分は切り捨てて数えますので、このプレイヤーの浮き輪は5個になります。それぞれ浮き輪を数え終えたら、自分の前にその数分だけの浮き輪を置きます。この浮き輪は、いわゆるライフポイントになります。

ゲームの進行
①洪水カードの山から2枚カードを出し、場に並べて出します。

②各プレイヤーは手札の天気カードから1枚カードを選び、場に伏せてだします。全員がカードを伏せたら同時に表にします。

③全員の中で1番大きい数字を出したプレイヤーが洪水カードの2枚のうち数字が小さいほうのカードをとり、自分の前に置きます。2番目に大きい数字を出したプレイヤーは残った洪水カード(数字が大きいほうのカード)をとり、同様に自分の前に置きます。
下の画像では1番大きな数字(55)を出した人が小さい方のカード(2)を取り、2番目に大きな数字(47)を出した人が大きい方(11)のカードを取りました。

④各プレイヤーの前に置かれた洪水カードの数字を比べて、1番大きい数字を置いているプレイヤーは自分の浮き輪カードを1枚裏返し、浮き輪を1枚失います。上の画像の例だと、「11」の洪水カードを持った人が1枚裏返します。これで1回のラウンドが終了します。このラウンドを12回繰り返します。

⑤2回目以降のラウンドで、すでに洪水カードを持っていたプレイヤーが新たに洪水カードを取ったときは、前に取っていた洪水カードの上に重ねておきます。下の画像では1番大きな数字(41)を出した人は小さい方の「7」のカードを取り、すでにある「11」のカードの上に重ねます。2番目に大きな数字(30)を出した人は大きい方の「8」のカードを取ります。

ラウンド終了毎に一番大きな数字を持っている人を確認します。今回は「8」のカードを持っている人が浮き輪を1枚失います。

ラウンドを進めていくうちに、自分の浮き輪カードすべて裏返してもそのまま参加します。ただし、次に浮き輪カードを裏返さなければならなくなったとき、そのプレイヤーはゲームから脱落します。
ゲームの終了
12回ラウンドをやりおえたらゲーム終了です。またはプレイヤーが脱落して、残りのプレイヤーが2人になった時点でもゲームが終了します。以下の要領で得点計算をします。
・ゲーム終了時、表向きに残っている浮き輪カード1枚につき1点
・途中で脱落してしまったプレイヤーは-1点
・終了時の洪水カードの点数が一番小さいプレイヤーは1点
得点を計算したら次のゲームに進みます。各プレイヤーは前のラウンドで使った天気カード12枚と浮き輪カードを、そのまま左隣のプレイヤーにわたし、次のゲームを始めます。各プレイヤーが他の全員のプレイヤーの天気カードでゲームがプレイできるように、参加人数分だけのゲームを行います。
つまり、どのプレイヤーも同じ天気カードの条件でゲームを行ったことになります。
最後のゲームが終わったあと、これまでのゲームの得点を合計し、一番多くの点数を獲得したプレイヤーの勝利になります。
ドイツ・NSV社
人数:3~5人
年齢:10歳くらいから
時間:20分~
