スプリト
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プレイヤーは、自分の左右のプレイヤーとの間にある「ゾーン」のいずれかにカードを出していきます。最終的に自分の左右のゾーンで獲得したポイントを掛け算し、一番多くのポイントを獲得したプレイヤーの勝利になります。
どの札を出すか、両隣のプレイヤーとどこまで協力するかの読み合いが奥深い戦略ゲームです。
日本語版発売元:(株)ホビージャパン
プレイ人数:3~8人
対象年齢:8歳~
プレイ時間:15分~
隣と協力してポイントを獲得!だけど最後に勝つのは1人だけ?!
スプリトは、隣り合ったのプレイヤーとの間にある「ゾーン」にカードを出しながらポイントを獲得していくゲームです。それぞれのゾーンでたくさんポイントを獲得するには、隣のプレイヤーとの協力が大切!
13ラウンドにわたるゲームの間、プレイヤーはそれぞれの手札のカード1枚選び、左右いずれかのゾーンに出します。すべてのカードを出し終わったとき、左右のゾーンのポイントを掛け算して最終得点が決まります。
スプリトには値と色が示されたスプリトカード、各ゾーンで条件を達成するとポイントが得られる目的カードの2種が入っています。これらのカードは区別なく、すべて混ぜて取り扱います。
ゲームの準備
1. 月のマークと星のマークが描かれた目的カードそれぞれ1枚を選び、テーブル中央の全員が見える場所に置きます。これら2枚は、今回のゲームで全員が目指す共通の目的カードになります。
2. 残りのカードはよく切り、各プレイヤーに13枚ずつ配ります。使わないカードは箱にしまいましょう。
※4人で遊ぶ例。Aは「1」と「4」のゾーン、Bは「1」と「2」のゾーン、…のように隣り合ったプレイヤーとの間にカードを出すゾーンがあります。
※共通目的のカード
ゲームの進行
プレイヤーは手札から1枚を選び、同時に自分の左右いずれかのゾーンにカードを表にして置きます。出すカードはスプリトカード、目的カードのどちらでもかまいません。
そしてプレイヤーはそれぞれのすべての手札を左隣のプレイヤーに渡します。
手札すべてを出し切るまでこの手順を13回繰り返します。
ゲームの終了
すべてのカードを出し切ったら得点計算にうつります。
1. まず2枚の共通目的カードの条件を満たしているゾーンに置きます。同点のゾーンが複数ある場合、共通目的のカードはいずれの場にも置かれません。
2. プレイヤーはそれぞれのゾーンの目的カードの条件が達成されているかを確認します(下図参照)。そして左右のゾーンの点数を掛け合わせたものが最終的な点数になります。
最終的に各ゾーンの点数が以下のようになった場合、Aさんは4×5=20ポイント、Bさんは8×4=32ポイント、Cさんは8×6=48ポイント、Dさんは6×5=30ポイントとなります。このゲームの勝者はCさんとなります。
おすすめポイント!
一人勝ちを目指しながらも、隣のプレイヤーとは緩やかな協力体制となる不思議な戦略ゲームです。最終的には左右のゾーンの掛け算になるので、片方のゾーンが高得点でも、もう片方のゾーンのポイントが少ないことには勝利できません。どのようなバランスでカードを左右のゾーンに出し、ポイントを獲得していくかが奥深いですね。
また1枚のカードを出すたびに手札を隣のプレイヤーに渡していくので、その交換を通じて意思の疎通も図れそうです。手札がぐるっと一周して戻ってきたら、また戦略も変わってくるかも。