ゲルハルツ　ヴァルトマイスター

ゲームの準備

このゲームにおける駒は3色の3つの高さがあるペグです。プレイヤーは各色、各高さのペグを3本ずつ、合計27本受けとり、相手に見えるように自分の前に置きます。ボードを2人の中央に置きます。

ゲームの目的

プレイヤーは、ペグで構成されるできるだけ大きな”グループ”を作ることを目指します。片方のプレイヤーは、各色の最も大きなグループについて点数を数えます。もう一方のプレイヤーは各高さの最も大きなグループについて点数を数えます。ゲームを始める前に、プレイヤーはそれぞれどちらが色を担当し、どちらが高さを担当するかを決めます。

ゲーム終了時の点数計算の際、どちらのプレイヤーが置いたペグであるかに関係なく、すべてのペグを見て得点計算を計算します。

ゲームの進行

一番最初の手番、先手プレイヤーは、ボード上のいずれかの穴にペグを1つ刺します。後手プレイヤーは、先ほど刺されたペグを引き抜いて動かします。動かせる先は、引き抜いた穴から直線上にあり、ペグが刺さっていない、いずれかの穴です。そのあと、引き抜いた穴にいずれかのペグを1つ刺します。そして、再び先手プレイヤーの手番となります。

以後、手番のプレイヤーは、すでにボード上に刺さっているペグのいずれかを1つ選んで引き抜き、引き抜いた穴から直線状にある穴に刺します。他のペグを飛び越えた先の穴に刺すことはできません。そのあと、引き抜いた穴にいずれかのペグを1つ刺し、相手のプレイヤー手番になります。

例)まず１つのペグを矢印方向に移動させ、空いたスペースに手元から深緑のペグを差し込みます。

このようにして、それぞれのプレイヤーは、自らの目標に従ってペグのグループを作っていき、やがてペグの位置が確定していきます。あるペグの周りすべてがペグで囲まれると、もう囲まれたペグは動かすことができません。このようにしてペグの位置が確定します。

理想的には、このように位置が確定したペグでグループを作っていくことです。そうすることで、もう相手はそのグループを分断することができなくなります。

グループに数えられるペグは？

グループは、同じ色、もしくは同じ高さの連続するペグからなります。途中にペグが刺さっていない穴や、違う色、高さのペグがある場合、連続しているとはみなしません。グループをゲームボードの端から端まで延ばしたり、他のペグをグループで囲むことも問題ありません。

ゲームの終了と得点計算

すべてのペグがボード上に刺されたら、ゲームは終了します。この時点で、ボード上には10か所、ペグが刺さっていない穴があるはすです。
色を担当するプレイヤーはそれぞれの色について、もっとも大きなグループのペグの数を数えて足し合わせます。高さを担当するプレイヤーはそれぞれの高さについて、同様のことを行い、点数の高いプレイヤーが勝利します。（下図を参照）

高さの計算例)　トール4点・ミディアム12点・ショート9点　合計25点

色の計算例)　黄色7点・黄緑色8点・深緑6点　合計21点

注）同じ高さのグループを作るほうが、直観的に難しいため、2ゲームを担当を入れ替えて行うことをお勧めします。2回のゲームの合計得点が高いプレイヤーが勝者です。

ゲルハルツ社とは

ドイツ南部ヴェスターヴァルト郡にある小さな木工所から作られるゲルハルツのゲームたち。Clemens Gerhards e.K.は1931年に設立され、当時は木製の日用品が作られていました。2000年にはLudwig Gerhards氏が 3 代目を引き継ぎ、美しいゲームが次々と誕生しました。そして2020年末にSascha Schauf氏が同社の代表に就任した後はディレクターとしてゲーム作りに携わり続けています。彼らは言います。

​「私たちは、美しいもの、つまり私たち自身が夢中になれるものを作りたい。見て良し、触って良し、プレイして良し！のものです。」

​ゲームと品質にこだわる姿は、時代が変わっても世界中のファンに愛され続けています。

すべてのゲームは、構想、デザイン、テスト、職人による生産に至るまで、少人数のチームで作られています。こだわりのゲームボードは、ドイツ産の無垢のブナ材を使用しています。表面は精密に研磨され、地球と身体に優しい天然樹脂オイルで仕上げ、手にとると木の温もりが感じられます。

一緒にプレイしたい人の顔が自然に浮かんでくるような、そしてクラシックゲームのようにシンプルで奥深い、緻密に設計されたゲームばかりです。ゲルハルトのゲームで家族や友人と素晴らしい時間をお過ごしください。

(輸入元HPより引用)