ベニスコネクション

この運河、つながる？それともつながらない？

数多くの名作を生み出したアレックス・ランドル作の戦略ゲームです。
こんなにもシンプルなタイルだけで、こんなにも奥深い頭脳戦が繰り広げらるものか！と思わず関心してしまう2人専用ゲームです。

ゲームの内容物

ゲームには20枚のタイル（基本タイル16枚・拡張用タイル4枚）が含まれています。基本タイルは片面が直線、もう片面がL字の水路になっています。

拡張タイルはゲームに慣れてきたら、より高度な勝負を楽しむために追加します。直線・L字にT字のタイルも加わり、より複雑な水路が作れるようになります。

ゲームの目的

2人でタイルを順に配置し、下の図のように運河を輪のように完成させることができたプレイヤーの勝利となります。

あるいは、自分の手番で残りのタイルをすべて使っても、運河を完成させられないと判断したら「この運河は完成しません！」と宣言してください。宣言通り、完成させられなければ勝利になります。

ゲームの進行

基本タイル16枚を山札にします。プレイヤーは山札から1～3枚のタイルを取り、テーブルの上に配置します。直線の面、L字の面のどちらを使ってもかまいません。


2枚・3枚のタイルを配置する場合、それらは直線になるように置かなければなりません。タイル同士は必ず接していなければなりませんが、運河はつながっていなくてもかまいません。下の画像がタイルの配置例です。

タイルを配置するときは、すでに配置されたタイルに少なくとも1枚以上、面で繋がっていなければいけません。この手番を繰り返し、運河を広げていきます。

このゲームでは運河を完成させることはもちろん、「この運河は完成しません！」と宣言し勝利することもできます。プレイヤーは自分の手番で残りのタイルをすべて使っても運河がつながらないと判断したとき、完成しない、と宣言します。

例えば下のようなシーンで、プレイヤーは宣言をしました。果たして本当につながらないでしょうか？

残り8枚のタイルで運河がつながらないか確かめてみましょう。

たしかに運河を完成させるには、どうしても2枚足りませんね。このように宣言が正しければ、宣言をしたプレイヤーの勝利になります。また宣言をしても、実は運河がつながってしまった！というときもあります。その時は相手の勝利になります。慎重に状況を見極めましょう。

練習問題

ここで少し練習問題を。以下の例では、最善のタイル配置で勝利が確定します。どこに、どんな向きでタイルを配置すればいいでしょうか？

Ｑ．１

Ｑ．２

分かりましたか？答えはこの下に↓


・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・
・

Ｑ．１　答え

Ｑ．２　答え

おすすめポイント

これほどシンプルなタイルだけで、驚くほど奥深い心理戦が繰り広げられます。その奥深さと裏腹に、1ゲームも5分ほどで終わり、そのスピーディーさもクセになります。
4枚の拡張タイルを加えれば、さらに複雑な戦略ゲームに！パッケージもコンパクトで場所を選ばず遊べるのもいいですね