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2018/11/12 20:25


みなさんこんばんは。イカロスの息子です。

本日はイカロスオリジナル商品、「数字つみき」を紹介します。
この数字つみき見た目は地味ですが、子どもたちの計算力の基礎力を養う、実はちょっとすごい積木なんです。
積木遊びを通じて「補数」を理解することで、繰り上がり・繰り下がりの計算の基礎を身につけるという遊びです。



この数字つみきは基尺(すべての積木のパーツの基準となる寸法)が25㎜となっています。「1」のブロックの長さは25㎜、「2」のブロックは50㎜、「3」は75㎜・・・・・・「10」は250㎜と、数字と長さが対応する長さになっています。
片面には長さを示す「数」が、もう片面には数字分のドットが描かれています。このドットが重要で、数字がまだ分からない子どもたちでも、感覚的に数字の大きさや等しさが理解できるようになっています。2才頃からの遊びに始まって、小学校低学年まで年齢に合わせて難易度がアップしていくパターン集46問も付属しています。




ではこの数字つみきで遊ぶことで、どうやって子どもたちの計算力の基礎が培われるのか?まず、この遊びのキーワードとなる「補数」の概念を説明します。



◎補数とは・・・ある数に対していくら足りないかを示した数


例として、繰り上がり・下がりの計算の一番の基礎となる数「10」に対する補数を書き出してみると

数  |  1  |  2  |  3  |  4  |  5  |  6  |  7  |  8  |  9  | 
補数 |  9  |  8  |  7  |  6  |  5  |  4  |  3  |  2  |  1  |

という風に対応します。言い換えれば「10」に対する「1」の補数とは、足せば10になる数「9」となります。1+?=10、のように穴埋め算をするようなイメージですね。この考え方がどうして計算の基礎力として重要かというと、

繰り上がり・繰り下がりの計算をスムーズにできること=ある数に対する補数がすぐに思い浮かぶこと


と言えるからです。算数の初めてのつまずきになりやすい繰り上がり・下がりですが、補数を理解することでスムーズにクリアできると言われています。




実際に足し算の問題を解きながら考えてみましょう。

8+5=13

のような、答えが10以上になる繰り上がりのある足し算を考えます。繰り上がり・下がりを習いたての子どもたちの多くは、頭の中で次のような計算をします。まず答えが10以上になるので、10を作るために

10-2=8 (2は10に対する「補数」となります)

となり、8を10にするには「2」不足しているので、5から2を借りてきます。

5-2=3 (5を2と3に分解しました)

5から借りた2と8を使い、10を完成させます。
繰り上がりを済ませて、計算しやすくしてから5を分解して残った3を足します。

8+2=10 

10+3=13   よって、答え 13

このように繰り上がり・繰り下がりの計算においては、10の補数がぱっ、と思い浮かぶことが大切になります。
前置きが長くなりましたが、この補数の感覚を鍛える数字づみきの遊び方を見ていきましょう。付属の例題を真似て、下の図のようなロボットを作ってみましょう。



このロボットの足を作るとき、子どもたちはまずドットの数を数え、「あっ、足の長さは6だ」と気が付きます。そして左足を作るとき、未就学の足し算を教わっていない子どもでも、積木を積み上げることで「5のブロックに1のブロックを合わせれば、6になる」と感じ取ることができます。これこそ、さきほどの「補数」の考え方ですね。


6(の長さの足)=5+1……1は6に対する5の補数である



同様に、腕を作る時も3の長さの左腕を作る際には「2と1を合わせて3の長さになる」と考えることができます。積木を裏返し、数字の面で見てみると分かりやすくなります。




このように、数字つみきで繰り返し遊ぶことで「ある数が、いくつといくつに分解できる」といことを感覚的に理解できるようになり、ひいては「〇という数を10にするには△を合わせればいいんだ!」という補数の理解が養われ、計算の基礎力が培われるのです。



基本的に積木を積み上げる際は、数字の面を使わずに、ドットの面を使うことをおススメしています。ドットが描かれた面で遊べば、ドットの数を声に出して数えたりすることで、より一層数字に親しみが沸いてきますし、数字がまだわからない子でも遊ぶことができます。

箱にしまう時にはこんな遊び方も。
箱は横にぴったり「10」の長さ分、積木が収まるようになっています。なので片づけるときに



「8の積木と2の積木で10!」などと一緒に声に出してあげながら片づけるのも楽しいです。お片づけをしながらも、10の補数を知ることができるという仕掛けになっています。


このように遊びを通じて、補数の感覚を小さいころから身につけることができます。小学生になり、足し算引き算・繰り上がり繰り下がりを習ったときに「あっ、数字つみきで習ったやつだ!」と子どもたちは気づいてくれるでしょう。遊びの経験で自然と身についた数字への理解が、足し算引き算という数式とリンクし、計算が好きになってくれるかもしれません。



いかがでしたか?数字つみきの面白さ・奥深さが伝わったでしょうか。

数字つみきはおもちゃ箱イカロス小淵沢店・ネットショップにて好評発売中です。通販は→こちらから


この積木で遊んで、数字が好きな子はより一層好きに、苦手な子もその面白さに気づくきっかけになればいいなぁ、と思っております。
それではまた(^^)/~~~